大変興味があります。
ヒップホップにおけるサンプリングのまじめな話。実は知らないことばっかりでした。
ヒップホップにおけるサンプリングとは、既存(過去)の音源から音(ベース音等)や歌詞の一部分を抜粋し、同じパートをループさせたり継ぎ接ぎするなど曲の構成を再構築することで名目上別の曲を作り出す手法のことをいう。あくまで曲の一部分を引用するだけなので、基本的な歌詞やメロディーラインをそのままなぞるカバーやアレンジとは別物である。
また、電子楽器・電子音楽で、実際の自然音や楽器音等をサンプラーでサンプリングして利用する場合があり、この方法で得られた音源をサンプリング音源と称する。広義の録音であるが、より細分化して素材として扱っている。ヒップホップ以外における「サンプリング」とはほとんどこの意味で用いる。
このようにして作られた曲は元歌の原形をまったくとどめていない場合も多々あるが、中には単なるカバーやアレンジに近い曲も見受けられ、このような曲は通称「(その)まんま使い」と呼ばれる。また、元曲(元ネタ)があまりに有名な曲だったりすると「大ネタ使い」と呼ばれる。この製作技法はヒップホップから誕生し、現在では他ジャンルの音楽でもよく使われている。なお、後述の「ビズ・マーキー事件」以降は元の音源の所有者から抜粋の承諾を得なければ、著作権の侵害にあたるとされるようになった。
日本ではエアロスミスの曲をサンプリングしたRun-D.M.C.の「Walk This Way」(1986年)や、リック・ジェームスの曲をサンプリングしたM.C.ハマーの「U can't Touch This」(1990年)の流行によりサンプリング手法が注目されたが、邦楽においてはサンプリング技法が取り入れられることが少ないため、洋楽を聴かない層への認知度、理解度はまだまだ低いようである。
歴史
誕生と発展
1979年のシュガーヒル・ギャング「Rapper's Delight」(シックの「Good Times」を引用)のスマッシュヒットにより、サンプリング技法とブレイクビーツは世界的に知られるようになり、ヒップホップという新たな音楽ジャンルを発展させる原動力となる。
1986年、Run-D.M.C.が、ハードロックバンドのエアロスミスをサンプリングし、後にコラボレーションした曲「Walk This Way」は、MTVでヘビーローテーションとなり、ビルボードのトップ5になった最初のヒップホップの楽曲となった。ビースティ・ボーイズは、1987年のアルバム「Licensed to Ill」で、ブラックサバスやレッドツェッペリンの曲をサンプリングし、ヒットを記録。続く1989年のアルバム「Paul's Boutique」でもサンプリングが多用されヒットした。このことは、ヒップホップ界にブレイクビーツやスクラッチという手法以上に、サンプリングの可能性を見せた。
ヒップホップ以外では、アート・オブ・ノイズ、キャバレー・ボルテールなどのロック・ポップスグループがサンプリングを手法として使用した。また、自然音や楽器音を取り込むという点では、メロトロンなどの電子楽器が1960年代より存在し、音声テープによる音響効果とともに電子音楽やロックの世界ではすでに長らく使用されてきてはいたが、1980年代に至りフェアライトCMIやシンクラビアなど高性能なサンプリング機能を持つ楽器が登場すると、多くのミュージシャンが利用するに至った。ただし、これらはヒップホップにおける「他人の楽曲をそのまま利用する作業」と異なり、一種の音響効果、楽曲内における音自体の有用性を狙ったものであり、同じように「サンプリング」と呼称されていても両者は峻別すべきであろう。
引用『ウィキペディア(Wikipedia)』
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